クリームなどの美容用品は、乳液と同じように油分によって保湿効果を高める役割を担っています。
男性の中には、油分と聞くとなんとなくあぶら性のようなイメージを抱いている人もいるようですが、
適度な油分は不必要な皮脂の分泌を抑えてくれます。
 
男性の場合、自分ではあぶら性だと思っていたのによくよく調べてみると
実は典型的な乾燥肌だったなんてことは良くあることです。
なぜこんなことが起こるかというと、肌が乾燥すると水分の蒸発を防ぐために
皮脂の分泌が活発になるからです。
それを防ぐためにも適度な油分を補給して、皮脂の分泌を抑える必要性があるのです。
 
＜クリームの正しい使い方＞
クリームは化粧水で水分を補充したあとに使うのが最も効果的です。
その役割は肌を乾燥から守る「フタ」のようなものだと考えるとイメージしやすいかと思います。
肌を十分に潤したあとでクリームによってフタをし、潤いを保たせるのです。
 
＜使う量の目安＞
昔は「ベタつくから」という理由で敬遠する方も多かった男性用クリームですが、
正しい使い方をすればベタつくものではありません。
ベタつきを感じるのは、使う量が多いからです。
商品によっては使用量の目安をパール大であるとか、さくらんぼ大などと書いてあるものも多いですが
肌の状態や顔の大きさは人それぞれですので、
使いながらベタつかない程度の自分に合ったベストな量を探してみてください。
 
＜クリームの塗り方＞
基本的には女性と同じように塗るのが良いでしょう。
最初におでこや頬、アゴなどに少量ずつクリームを付け、指の腹を使ってクルクルと円を描くように塗り広げます。
乾燥しがちな頬はやや多め、皮脂が出やすい鼻周辺などは少なめなど
部位によって量を調節してください。
 
もし上記のようなやり方が面倒だという方は、まず適量を手に取ったら手のひら一面に伸ばし、
頬から口元・アゴ下、次におでこから鼻周りの順に押し合てるように塗ると
乾燥しがちな部分を重点的にカバーすることができます。
クリームが肌になじむまで手のひらで抑えると体温で浸透しやすくなるのでより効果的です。