ハリや弾力は加齢と共に衰えていくもの……
歳をとるごとに皺やたるみが……
 
前回のコラムでも紹介しましたが、お肌は大きく3つの層で分かれています。
「表皮」、「真皮」、「皮下組織」。
 
その中でもお肌のハリと弾力を保つ中心的な存在が真皮。
真皮はお肌の中で最も様々な構造物が含まれています。
 
まず、線維芽細胞。ここからうるおいのもとになるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが生まれます。
この働きは加齢とともに弱まるので、だんだんうるおいのもとが生み出せなくなっていきます。
 

 
線維芽細胞から生まれるコラーゲン。よく耳にしますよね。
コラーゲンはタンパク質の一種で真皮以外にも内臓や血管、関節にも含まれています。
これが真皮内では網目状に張り巡らされています。
 
コラーゲンと同じくらいよく耳にするヒアルロン酸。
網目状に張り巡らされたコラーゲンの間を埋めるように存在しています。
お肌の水分を保つ役割があり、お肌にうるおいを与えます。
 
最後にエラスチン。
エラスチンは網目状に構成されるコラーゲンをつなぎとめている弾力線維のことです。
このエラスチンがお肌に弾力を与えています。
 

 
この構造のうち、どれか1つでも働きが弱まると、ハリや弾力は失われてしまいます。
化粧品やスキンケアの見直しも大切ですが、
これらを支えるのはなんといっても生活習慣。
 
バランスのいい食事と質の良い睡眠を心掛けて、お肌の老化を予防しましょう!